
「お散歩の回数や時間がわからない……」
「お散歩は必ず行かないといけないの?」
あなたは愛犬の散歩について、このように考えたことはありませんか?
結論から、散歩は「1日2回」「1回30分」が理想です。
しかし、それは犬種ごとに異なります。
この記事では「散歩の回数と時間」「回数や時間を調整していいのか」「散歩がもたらすメリット」について、解説します。
Contents
犬のお散歩のメリットは?

愛犬をお散歩に連れて行くことには、多くのメリットがあります。
お散歩のメリット
- ストレス発散
- 社会性の向上
- 愛犬に友だちができる
- 「骨」「関節」「筋肉」が鍛えられる
- 幸せな一生をおくれる
主な5つのメリットについて、解説していきます。
ストレス発散
犬も家の中にいるだけは、ストレスがたまってしまいます。
ストレスがたまると「噛みつき」「無駄吠え」「暴れる」などの問題行動が増えます。
散歩でストレスを解消してあげれば、問題行動を起こすことがなくなったり、回数が減ったりします。
社会性の向上
犬にとってお家以外の場所は、未知の世界。
そのため、いろいろな経験をさせてあげ、いろいろなことを学習させてあげる必要があります。
外に出れば、次のようなものに出会います。
外に出れば……
- 自動車・バイク・自転車などの乗り物
- 草・小石・電柱などのもの
- 大人・子供・男性・女性
- さまざまな騒音 など
こういった様々な人・ものに対して恐怖心をもってしまうと、吠えてしまったり、パニックになって逃げようとしてしまったりします。
散歩デビューができるようになったら、様々な人・ものにに触れさせてあげて「怖くないんだよ~」ということを教えましょう。
そうすれば、愛犬の社会性を向上させることができます。
愛犬に友だちができる
散歩をしていれば、他の犬と出会うことも多くなります。
愛犬に友達ができたら、犬も人も嬉しいはず。
さらに、飼い主同士が犬友になれれば、お互いの愛犬の情報交換もでき、犬との暮らしもぐっと楽しいものになります。
「骨」「関節」「筋肉」が鍛えられる
栄養をとりつつしっかり運動することで、「骨」「関節」「筋肉」が鍛えられます。
「骨」「関節」「筋肉」が鍛えられれば、脱臼や骨折のリスクを抑えることができます。
犬が脱臼や骨折をしてしまった場合、外科的な治療が必要になることがあります。
散歩をしっかりとして、「骨」「関節」「筋肉」を鍛えてあげましょう。
幸せな一生をおくれる
「よく食べて」「よく遊んで」「よく寝て」は、人間だけではなく犬にも当てはまる健康の秘訣です。
健康な状態が長く続けば、健康寿命が伸び、幸せな一生をおくることができるようになります。
理想的な犬の散歩の回数・時間は?

散歩は「1日2回」「1回30分」が理想です。
ですが、これは非常にざっくりとしたもので、犬種によって大きく変わってきます。
ここでは、犬種ごとの散歩の目安を紹介します。
時間 (1回あたり) |
犬種 |
---|---|
30分程度 | チワワ、ポメラニアン、シーズー、ヨークシャーテリア、ビションフリーゼ、柴犬、ビーグル、ミニチュアダックスフンド、マルチーズ、ペキニーズ、フレンチブルドッグ、パグ、スピッツなど |
40~60分程度 | トイプードル、パピヨン、シェットランドシープドッグ、ミニチュアピンシャー、ミニチュアシュナウザー、ボストンテリア、キャバリア・キング・チャールズ・スパニエル、ウエスト・ハイランド・ホワイト・テリア、ブルドッグなど |
60~90分程度 | ゴールデンレトリバー、グレートピレニーズ、ダルメシアン、アメリカン・コッカー・スパニエル、イタリアン・グレーハウンド、サモエド、グレーハウンドなど |
90~120分程度 | ボーダーコリー、ラブラドールレトリバー、ジャック・ラッセル・テリア、ウェルシュコーギー、シベリアンハスキー、秋田犬、ドーベルマン、ボクサーなど |
犬種ごとの理想は、上の表のとおりです。
しかし、必ず守らないといけないと思うと、飼い主もしんどくなってしまいます。
時間は目安にして、半分の日を作ってもいいでしょう。
また、散歩は必ず1日2回、でないといけないわけではありません。
「散歩に1回だけ行く日」「散歩をお休みする日」を作ることは、全く問題ありません。
散歩の回数を減らしたり、お休みしたりする場合は、家で負担にならない程度に遊んであげてくださいね。
犬の状態によってお散歩の回数・時間を変えよう

理想的なお散歩は「1日2回」「1回30分~120分」です。
また、1回のお散歩時間は、小型犬なら30~60分程度、大型犬なら90~120分程度ということもわかりました。
しかし、お散歩の回数や時間、お散歩に行く時間帯などは、犬のコンディションにあわせてあげる必要があります。
お散歩の工夫
- 真夏
→早朝、夕暮れの涼しい時間帯に・散歩の時間も短く - 真冬
→昼頃、日中の一番暖かい時間帯に・散歩の回数を減らしてもOK - 雨の日
→散歩に行かなくてもOK、その分、家で遊んであげる - 調子が悪そう
→散歩には行かないほうがいい、不調が続くようなら獣医師に相談 - 散歩に行きたがらない
→その日は無理に行かなくてOK - 病気・手術などのあと、リハビリ期
→散歩の回数を少なく、時間も短めに調整
特に真夏の散歩では、熱中症に気をつけて。
真夏の散歩は涼しい時間帯に、散歩の途中で水を飲ませてあげましょう。
お散歩の回数・時間・コースを変えて犬をわくわくさせよう

犬は習慣の生き物なので、散歩の時間帯やコースを覚えます。
散歩の時間帯になっても散歩に行けないと、吠えだすこともあります。
そういったことにならないように、散歩に行く時間帯はランダムになるようにしておきましょう。
また、いつもとは違うコースを通ることで、犬をわくわくさせてあげることもできます。
犬を散歩させる時間と回数は?散歩の方法・メリットを解説 まとめ

犬の散歩は楽しいものですが、タイミングによってはめんどうに感じることもあるかもしれません。
それは犬にも言えることで、行きたくない気分のときもあります。
理想的なお散歩は「1日2回」「30~120分」。
ただし、回数を減らしたり、行かない日を作っても、問題ありません。
また、時間も犬や人のコンディションにあわせて調整してみましょう。
きっと、もっとお散歩が楽しいものになると思います。