
今回はグミにとって5回目のグラン動物病院でのパピー教室。
今回のテーマは「クレートトレーニング」「体重管理」についてでした。
クレートトレーニングを怠ると、災害時の避難でペットを連れていけません(法律があります)。
また、体重管理を怠ると、生涯に渡って肥満体質を改善することはできません。
この記事では、グラン動物病院のパピー教室で学んだことを、紹介・解説します。
Contents
【クレートトレーニング】グラン動物病院のパピー教室
クレートトレーニングがなぜ大切なのか?
それには、つぎの5つの理由があります。
大切な理由
- クレートに入れなければ、公共交通機関を利用できない
- 交通事故などが起こった場合、クレートに入れ、固定しておけばダメージは最小限におさえられる
- 粗相をしてしまった場合も、クレート内なら対処しやすい
- 病院につれていきやすい
- 災害時、クレートに入れておけば、避難所に連れて行くことができる(法律で決まっている)
→クレートに入れていない場合、避難所に連れていけない
この中でも特に5番「クレートに入れておけば、避難所に連れていける」が最も大切です。
日本は地震・台風が起こりやすい国です。
そのため、万が一の避難は考えておかなければいけません。
ペットの扱いについても、もちろん考えておかなければなりません。
何も用意していない場合、愛犬を危険な地域に残していくことになってしまいます。
万が一のためのクレートトレーニング
基本的に、犬はクレートに入ることを嫌がります。
「わけのわからないところに、突然いれられる」
「出たいのに出れない」
「クレートのまわりを人々が行き交いして怖い」など
犬の気持ちを人間の気持ちに置き換えると、上記のとおりではないでしょうか。
そんなクレートを入ると幸せになれる「魔法の箱」にする必要があります。
クレートトレーニングの前に注意点ですが、クレートトレーニングで一番やってはいけないのが「後ろから押す」です。
絶対に後ろから押さないでくださいね。
クレートに誘導する
まず、クレート内部に誘導するところから始めます。
クレートの中のもの(ペットシートやおもちゃ)を取り除きます。
次に、扉を全開まであけておきます。
入り口を取り外せるものの場合は、入り口をとってしまいます。
↓こんな感じ

クレートの奥におやつ・フードを置く
「扉を開ける・外す」ができたら、つぎはクレートの一番おくに大好物のおやつやフードを置きます。
↓こんな感じ

犬はおやつ・フードをとりにいくので、犬の体はクレートに入ります。
犬の体がクレートに入るタイミングで「ハウス」と声をかけます。
「ハウス」と何回もいってしまうと「ハウス」という言葉がBGM化してしまういます。
入ったタイミングで1回だけ「ハウス」と言いましょう。
クレートの隙間からフードを入れていく
犬がクレートに入ったら、クレートの隙間から、おやつ・えさをパラパラと入れてあげましょう。
犬に
「ここにいればいいことが起きるんだ」
というふうに思ってもらうためです。
↓犬はいませんが、隙間からおやつを入れてみました。

犬の後ろ足が入らない場合は?
怖がりな犬の場合、後ろ足を入れてくれない場合があります。
そういった場合、絶対に後ろから押さないでください。
押してしまうと、クレートに対して悪いイメージをもってしまいます。
もし「後ろ足が入らない」なら、腕を使い後ろに下がれないようにします。
腕で後ろに下がれないようにガードしつつ、クレートの隙間からおやつ・フードを繰り返し入れます。
犬はじりじりと前に進むので、腕もそれに合わせてじりじりと前にもっていきます。
↓犬はいませんが、こんな感じ。



これで犬はクレートの中に入ります。
犬がクレート内にとどまれば、その間、隙間からおやつ・えさをあげてください。
もし、出たがっていたら、出してあげましょう。
クレートトレーニングは、以上です。
ここで、クレートトレーニングの流れをまとめます。
クレートトレーニング
- クレートの中を空にする
- クレートの奥におやつ・えさを少量おく
- 体が入り始めたタイミングで「ハウス」のかけ声
- クレートの隙間からおやつ・えさをあたえ続ける
- クレートから出してあげる
これを一日、何回か繰り返して下さい。
練習のし過ぎで犬にストレスをあたえないようにしてくださいね。
クレートのサイズについて
クレートは「中で犬が立てる」「犬が中で方向転換できる」ものが適切です。
愛犬グミはクレートに収まる雄ではなかった……
グミは5ヶ月齢まで、以下のクレートを使っていました。
引用元:Amazon公式サイト
「本体サイズ (幅X奥行X高さ):31.5×47×28.5cm」のものです。
中に入るのを嫌がる様子もなく、入っているときはずっと寝ていました。
そのため、グミのクレートのサイズについて「小さいかもね」ぐらいにしか思っていませんでした。
しかし、グラン動物病院のパピー教室に参加してみて「明らかに小さいよね……」と思うようになり。
グミはきっと我慢してくれていたと思うので、すぐにMサイズを購入しました。
Mサイズは作りは全く同じなのですが、本体サイズ (幅X奥行X高さ) :36.5×57×36.5cmとなっています。
[itemlink post_id=”2837″]記事を書きながら今のグミのサイズを測ったのですが、15×35×30.0cmでした。
これで、でかトイプードルのグミはクレートに収まる雄になりました。
【体重管理】グラン動物病院のパピー教室
体重60kgの人が、1枚ビスケットを食べた場合で考えてみます。
その場合、人間の1枚が、犬の20枚に相当することになってしまいます。
また、人間はお腹の状態によって食べることをやめられます。
しかし、犬は食べるのをやめないことがほとんどです。
ここで脂肪細胞のモデルの話をします。
脂肪細胞のモデルですが、ワンちゃんの体には「箱」がいくつもあって、その箱の中に脂肪細胞が入っています。
そして、体が大きくなると、その箱もあわせて大きくなります。
その箱が大きくなると、脂肪細胞もその箱にあわせて増えていきます。
しかし、太ってしまうと、その箱が大きくなってしまいます。
その箱が大きくなってしまうと、その箱にあわせて脂肪細胞は増えていきます。
成犬時になると、もう脂肪細胞が増えることがないので、一個一個の細胞が大きくなり、箱の隙間を埋めようとします。
そして、一回できた脂肪細胞は、ダイエットをしても減ることはありません。
そのため、太りやすい体質の犬になってしまいます。
太りやすい体質になってしまうと、つぎのような問題がおきます。
太ってしまうと……
- 骨・関節に負担がかかる
- 負担がかかると動きたくなくなる・動きにくくなる
→さらに肥満に
1日分の食事量をはかってタッパに入れておき、えさのやりすぎを防ぎましょう。
えさの量はパッケージに書いてあるものを守ります。
おやつも安すぎるものを選ばず、カロリーが低く、安全なものを選びましょう。
また、ささみは、カロリーが低い上、栄養価が高いので、犬にとって最高のおやつになります。
スーパーなどで売っているささみをゆでて、おやつとしてあげるのもおすすめです。
我が家では、今回のグラン動物病院のパピークラスを受け、おやつの見直しを行いました。
今は、このささみベースのキューブ状のえさを4分の1にカットして与えるようにしています。
引用元:Amazon公式サイト
【みんなで遊ぼう!】グラン動物病院のパピー教室

グラン動物病院のパピー教室では、毎回「みんなで遊ぼう!」の時間があります。
グミは何にも怖がらず、追いかけられるのが好きな遊び上手でした。
ですが、今回は追いかける側の楽しさに目覚めてしまい、仲間のトイプードルにマジギレされていました。
はじめは優等生だと思われていましたが、先生たちもグミのやばさに気づきつつあるようでした……。
【5回目クレートトレーニング】グラン動物病院のパピー教室に行ってきました! まとめ
今回のグラン動物園のパピー教室では「クレートトレーニング」「体重管理」について学びました。
愛犬の安全を守るために、クレートトレーニングは必須です。
また、太りやすい体質にしてしまわないための「体重管理」は、今すべき大切なことです。
あなたも「クレートトレーニング」「体重管理」やっていないなら、実践してみてくださいね。
1~6回目の様子は、こちらのリンクからどうぞ。
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