
今回は愛犬トイプードルのグミにとって、6回目のパピー教室になります。
早いもので、次回の7回目で卒業。
今回のテーマは「体を触る練習」「フィラリア予防」についてでした。
普段から体を触っておかないと、いざというときに触りたくても唸ったり、暴れたりする犬になってしまいます。
また、フィラリア予防は必須で、フィラリアに感染してしまった場合、最悪死んでしまうこともあります。
今回はそんな「体を触る練習」「フィラリア予防」の様子をお伝えします。
Contents
グラン動物病院のパピー教室「体重測定」
グラン動物病院のパピー教室が始まる前は、必ず体重・健康チェックが行われます。
診察台に乗れるか
まず、診察台に乗れるかですが、いつもどおり、グミはらくらくクリア。
おやつを食べられるか
次に診察台の上でおやつを食べられるかどうか確かめるために、飼い主である私と先生が、それぞれおやつをあげます。
これもらくらくクリア。
グミの体重はミニチュア・プードルレベル
体重は前回の4.1kgから300gアップの4.4kgでした。
もう「トイ・プードル」の領域を超え「ミニチュア・プードル」の大きさになってきました。
これを通称「アグロサイズ」と呼んでいます。
これは妻の同僚が名付けたもので、アグロガーデンというホームセンターで買ったプードルの巨大化を指します。
愛犬のグミもアグロサイズですね!
グミは前脚・顔を触らせてくれない
グミは前脚を触ろうとすると、避けて触られないようにします。
これは、4つの脚で立っているときのみ、左右の前脚のみです。
後ろ足はいつでも普通に触らせてくれます。
また、顔まわりを触ろうとしても抵抗します。
診察台に乗っているときに先生に
「これって触れるようになりますか?」
と聞いたのですが、絶対になりますと言ってくださいました。
今回の教室は「体を触る練習」がテーマで、まさに今、一番練習したいこと。
まさにラッキーでした。
グラン動物病院のパピー教室「体を触る練習」
練習の前に「おいで」で呼び戻し、リードをつけます。
ですが、グミは今まで1回も「おいで」できたことがありません。
家では普通に「おいで」ができるので、興奮すると我を忘れるパターンなのだと思います。
ほかの2匹のワンちゃんは、見事に「おいで」を決め、スムーズにリードをつけていました。
私は先生のちからをかりて、なんとかリードをつけました……。
体を触られるのが嫌なワンちゃんいますか?

この中で体を触られるのが嫌だよ~っていうワンちゃんいますか?
では、一人ずつ聞いてみましょう

左右の前脚が苦手です。

顔の涙やけをとるときにすごい嫌がります。

全部です……。

どれもあるあるですね!
なぜ、体を触る練習をするのか?
それは、愛犬の健康チェックをするためです。
さらに、口の中は腫瘍ができやすいため、口の中まで触れるようになるのが理想です。
具体的な体を触る練習法

まず、えさを小指の上にのせ、握り込みます。
これをハンドコングとよんでいます。
これをワンちゃんの口元に近づけ、なめさせ夢中にさせる練習をしましょう!

みなさん優秀です~
ちゃんとできてますね!
つぎは実際にハンドコングを使いながら背中を触る練習をしましょう。
ハンドコングを使いながら、グミの背中をなでました。
これは家でもやっているので、余裕でした。

つぎは後ろ足にチャレンジしましょう!
ワンちゃんは体の中心よりも、先端を触られることを嫌がります。
さっき受け入れてもらった背中から、ストンと流れるように触ってみましょう!
これは家ではあまり練習してこなかったのですが、なぜか抵抗するようすはありませんでした。

みんな大丈夫ですね!
つぎは前足を触ってみましょう。
背中からスト~ンと流れるように触ってみましょう。

グミちゃんは前足を高いレベルで前足を嫌がっていますね……。
ハードルは高いかもですね。
これは、足の付根を「ぽん」と軽く触れるようにタッチし、すぐにほめながらえさをあげる、という練習方法を教えてもらいました。

つぎは頭の前部分から後ろにかけてなでる練習をしましょう。
これができたら、つぎは耳を触る練習をしてみましょう。
これはわりとスムーズにできましたが、たまに顔をあげて嫌がる素振りを見せました。

耳をめくることができたら「裏側の色」「におい」「腫れていないか」チェックしましょう。
もし、においがきつかったら、中耳炎になっている可能性もあるので注意です。

つぎはマズル(鼻先)をいきましょう。
マズルが触れれば、涙やけを吹くことができます。
これはぎりぎり触らせてくれる感じでした。

最後に口の中を触る練習をしましょう。
指が入りさえすれば、布を巻き付ければ歯みがきができます。
練習してみましょう!
グミちゃん上手!

最後に口の中を触る練習をしましょう。
指が入りさえすれば、布を巻き付ければ歯みがきができます。
練習してみましょう!
グミちゃん上手!
今回の教室で、一番褒められました!
グラン動物病院のパピー教室「フィラリア予防」

フィラリアは蚊を媒介として体内に寄生する「寄生虫」のことです。
一般的なノミ・マダニ・フィラリア予防のスケジュール
一般的なノミ・マダニ・フィラリア予防のスケジュールです。
グミもこのスケジュールにそって、対策をとっていく予定です。
月 | ノミ・マダニ | フィラリア |
---|---|---|
1月 | 予防 | 予防の 必要なし |
2月 | 予防 | 予防の 必要なし |
3月 | 予防 | 予防の 必要なし |
4月 | 予防 | 予防の 必要なし |
5月 | 予防 | 予防 |
6月 | 予防 | 予防 |
7月 | 予防 | 予防 |
8月 | 予防 | 予防 |
9月 | 予防 | 予防 |
10月 | 予防 | 予防 |
11月 | 予防 | 予防 |
12月 | 予防 | 予防 |
ノミ・マダニ対策
ノミ・マダニは年中いますが、数の多い時期、活発な時期があります。
そのため、活発な時期だけ予防するという方法もあります。
しかし、万が一、ノミ・マダニがついてしまったら、グミ的にも私的にも辛いので、年中、予防します。
フィラリア対策
フィラリア対策は1~4月までは不要で、5~12月は必須です。
その理由ですが、フィラリアを媒介する蚊が、1~4月に発生しないためです。
※地域によっては4月から発生しだす場合もあります。
また、フィラリアは12月ごろにも発生しません。
「じゃあ、予防薬はいらないのでは?」
と思われるかもしれません。
ですが、フィラリアの予防薬にはフィラリアを駆逐する作用もあります。
そのため、11月に感染した場合を考慮して、12月もフィラリアの予防薬を使います。
フィラリアに感染するとどうなるのか?
フィラリアに感染すると、幼虫が血管の中で成長し、成虫の7~8cmのソーメン状のものになります。
このソーメンのようなものが、心臓に巻き付き、最悪の場合、死にいたります。
ノミ・マダニ・フィラリア予防薬のコスト

ノミ・マダニ・フィラリア予防の薬がセットになった、ジャーキー状の薬は、一粒2,900円(税込)もします。
6ヵ月分で17,400円(税込)もしますが、これで予防ノミ・マダニ・フィラリア予防ができるなら、安いものです。
1~6回目の様子は、こちらのリンクからどうぞ。
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