
今回、愛犬でかトイプードルのグミは、もみの木動物病院のパピー教室3回目に参加してきました。
3回目のテーマは「いたずら対策」「ちょうだいトレーニング(おもちゃづくり)」についてでした。
今回は、あなたも悩まれている「いたずら対策」の具体的な方法の紹介・解説がありました。
また、コングで「ちょーだい」用のおもちゃを作り、それを使って「ちょうだいトレーニング」も行いました。
この記事では、もみの木動物病院のパピー教室で学んだ「いたずら対策」「ちょーだいトレーニング」について、紹介・解説します。
Contents
【いたずら対策】もみの木動物病院パピー教室
基本的に犬はじっとしていることが苦手ないきものです。
静かにしているときは、寝ているか、いたずらをしているときです。
いたずらといってもいろいろあると思います。
犬のいたずらの例
- 柱をガジガジ噛んで傷つける
- ソファーの中綿を出し破壊する
- 電源コードをガジガジ噛む
- 寝床を動かしトイレの上に置く
- ゴミ箱をあさる
- 水槽をたおす など
我が家で特に困っているのが「柱をガジガジ噛んで傷つける」「寝床を動かしてトイレの上に置く」です。
柱をガジガジ噛んで傷つける
今、愛犬グミは、乳歯から永久歯へ歯が生え変わる時期にいます。
歯が抜け、また生え伸びてくると、歯やはぐきがむず痒くなります。
そのため、色んなものを噛んで、かゆみを消そうとします。
また、破壊行動は犬にとっての遊びでもあります。
人がやめさせようとしても、その場はおさまってもまた繰り返します。
きつく怒ると隠れてガジガジかみ、柱などを傷つけたり、破壊したりします。
ビターアップルで破壊行動を防ぐ
ガジガジと噛む行動は「ビターアップル」で防ぐことができます。
ビターアップルとは、リンゴから苦味成分を抽出したものです。
犬はビターアップルが塗られている部分を噛もうとするものの、すぐにやめます。
引用元:Amazon公式サイト
ビターアップルの効果はぜったいです。
しかし、揮発性のため、何度も塗り直す必要があります。
そのため「噛みそうになったらスプレーする」「噛んでいるところを見てからスプレーする」という使い方になります。
また、ビターアップルは「噛んでいるところのみ」ではなく、「噛みそうなところも」スプレーする必要があります。
例えば、テーブルがあり、1本のあしをかじっている場合なら、4本のあし、全てにビターアップルをスプレーする必要があります。
これは、犬が「このあしはだめだけど、ほかのあしならかんでもいいんだ」と思うためです。
寝床を動かしてトイレの上に置く
寝床がトイレの上にあると、寝床のソファの上でおしっこやうんちをしてしまう可能性があります。
幸いにも愛犬グミは、寝床を移動させたあと、吠えて移動させたことを報告してきます。
そのため、寝床でおしっこ・うんちをしたことはありません。
多分、寝床を動かすことで、人がかまってくれることを覚えてしまったのだと思います。
これが1日10回ぐらい起こります。
寝床をケージに固定する
幸いにもこのいたずらには解決法がありました。
下手な裁縫で、寝床のソファーに紐をつけ、ケージの柵に固定しました。
これで「寝床を動かしてトイレの上に置く」を完全に防ぐことができました。
一番の解決法は「発散」
犬は十分にストレスを発散すると、疲れた体を休めます。
遊ぶときは「一緒になってとことん遊ぶ」、お散歩では「しっかり歩かせる」を実践すれば、犬のストレスを解消させつつ、疲れ切った状態にさせられます。
犬は疲れ切ると、問題行動の回数が減り、寝る回数が増え時間も伸びます。
日頃から十分にかまってあげることが、いたずら対策の一番の解決策になります。
【ちょーだいトレーニング・おもちゃづくり】もみの木動物病院パピー教室
今回のもみの木動物病院のパピー教室では、「ちょーだい」のトレーニングもしました。
あなたはボールペンを取られたらどうしますか?
返してもらおうと近づきますよね。
犬はその「ボールペンを返してもらう行為」を追いかけっこで遊びだと判断することがあります。
また、犬の世界では、一度口の中に入れたものは、その子のものになります。
そのため、強引にとろうとすると「唸る」「とられまいと飲み込む」などの行動をとることがあります。
犬がもっていってしまったものを返してもらいたい場合、この「ちょーだい」が役に立ちます。
まずはコングを作ってみよう
コングとはつぎのようなもので、穴の空いているゴム製の犬のおもちゃです。
先端になるにしたがって穴は狭くなっており、犬の長い舌も届かないように作られています。
引用元:Amazon公式サイト
ただのコングだと、噛んでストレスを発散するおもちゃですが、これを「ちょーだい」用の道具に変身させます。
コングで「ちょーだい」用のコングを作る
>> もみの木動物病院のパピー教室はこちらから
作り方はかんたんで、もみの木動物病院のパピー教室中に実際に作ってみました。
コングの作り方
- 先端にささみ(犬の超好物)を入れる
- ドライフードを入れる
- ジャーキー、ビスケットなどの犬のおやつを入れる
- ドライフードをペースト状にしたものを入れる
- ドライフードとふやかしフードを交互に詰める
- チーズで蓋をする
これで完成です。
コングを使った「ちょーだい」トレーニング
まず、作った「ちょーだい」用コングの他に、スーパーなどで売っているささみを湯がいたものを用意します。
つぎからが「ちょーだい」用のトレーニングです。
まず、コングをあたえます。
そのとき、コングをもっていない方の手で、ささみをちぎったものを握っておきます。
犬にバレてはいけません。
↓こんな感じ

次に「ちょーだい」と言いながらコングを隠し、代わりに反対の手のおやつをあたえます。
↓こんな感じ

おやつをあげたら、コングを犬に返します。
そして、また「ちょーだい」と言いながら、コングとおやつを入れ替えます。
これを何回か繰り返し犬に「コングを渡してもおやつがもらえて、コングも返ってくるんだ~」ということを教えます。
そして、最後はコングを隠しつつ取り上げ、おやつを何個か連続であたえます。
これは「ちょーだい」がネガティブな感情と結びつかないようにするためです。
これで「ちょーだい」のトレーニングは終わりです。
実践してみて
「ちょーだい」のトレーニング自体は、すごく簡単です。
ですが、実際の生活で「ちょーだい」をうまくするのは、かなり難しいと思いました。
日頃から犬のストレスにならない程度に、練習をし続ける必要があります。
【3回目・いたずら対策・ちょーだいの教え方】もみの木動物病院のパピー教室に行ってきました! まとめ

犬を飼っていていたずらに悩んでいる方は多いのではないでしょうか。
実はいたずら予防で「発散」以外に重要なものがあります。
それは、犬の目線で部屋を見てみることです。
犬の目線で見ると「あの花瓶、ジャンプで届きそうだな~」「フェンス外のスリッパ、頑張れば取れそうだな~」など、新しい発見があります。
まず、低い位置にものをおかず、犬がいたずらできないようにしましょう。
その上で、ビターアップルを使ったり、発散をさせたりする方法が、犬のいたずら防止には有効です。
犬がものをくわえたり、口に入れたりした場合、追いかけ回すのはNGです。
「ちょーだい」をマスターして、犬の方から自発的に返してもらうようにしましょう。
1~3回目の様子は、こちらのリンクからどうぞ。
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住所 |
〒657-0834 兵庫県神戸市灘区泉通4-5-13 |
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申込先 |
病院の受付で直接 での申込み |
日時 |
土・日曜 スケジュールは随時更新 病院の受付で直接 での確認の必要あり |
参加費 | 24,000円(全8回)+テキスト代(2,400円) |
場所 | もみの木動物病院2階 または 近隣の教室 |
詳細 | 事前に健康診断を受ける必要あり。1頭あたり2名までの参加 |