散歩中のトイプードル

トイプードルはきゃしゃな体で、お散歩よりも家で遊ぶのが好きそうに見えます。

ですが、実は散歩・運動大好き!活発な犬種です。

プードルはもともと「鴨猟犬」で、猟師が打った鴨を拾ってくる役目をしていました。

そのプードルを可愛く品種改良した「トイプードル」も、その狩猟本能を受け継ぎ「散歩・運動大好き!」な犬種になりました。

この記事では、お散歩の始め方から時間や頻度について、わかりやすく解説します。

トイプードルとお散歩しよう

レッドのトイプードルと散歩

いつから散歩していいの?

トイプードルが外を散歩できるようになるのは、3回目の混合ワクチンの接種が終わり、医師の許可が出てからです。

しかし、ワクチンの接種が終わる前の「生後4ヶ月」頃に外の環境に慣らしておいたほうがいい、という意見もあります。

もし、外の環境に慣らしたいなら、かばんに入れて近所を歩いてみましょう。

トイプードルは警戒心が強い犬種ですが、反面、好奇心も強い犬種です。

車の音などにびくびくしながらも、外の景色や風を楽しんでくれると思います。

ですが、犬がせがんでも下におろしたり、他の犬と触れ合わせるのは、「グッ」と我慢しましょう。

どのタイプのリードがいいの?

リードには首にかける「首輪」タイプと、前脚を通す「ハーネス」タイプがあります。

ハーネスのほうが「犬が苦しくなさそう」「おしゃれ」と感じるかもしれません。

しかし、ハーネスは犬の歩く方向をコントロールしにくいというデメリットもあります。

首輪は首に巻きつけることになるので「かわいそう……」と思われるかもしれません。

しかし、しっかりと犬の歩く方向をコントロールできるメリットがあります。

トイプードルも最初は首輪をつけられることを嫌がるかもしれませんが、すぐに慣れてくれます。

トイプードルのお散歩デビュー

嬉しそうな散歩中のトイプードル

トイプードルは基本的にお散歩が大好きです。

しかし、初回は周囲をすごく警戒し、ブルブルと震えることもあります。

全く歩いてくれず、おすわりの状態から動いてくれない子もいます。

そんなときは、優しく抱っこしてあげてくださいね。

時間が経って外に慣れてきたら、トコトコと歩いてくれるようになります。

そして、一度お散歩の楽しさを覚えると、軽快な足取りで歩きだします。

無理にリードを引っ張ったりしないであげてくださいね。

ただし、突然走りだして危ないときなどは、リードを離さずしっかりとコントロールしてあげてくださいね。

散歩の回数と1回あたりの時間

散歩は1日2回、朝と夕方に行くのが理想です。

ただし、夏場は涼しい時間帯、冬場は温かい時間帯に散歩に連れて行くようにしましょう。

トイプードルは体高が低いので、地面からの熱を人間よりも感じます。

特に夏場は熱中症の危険もあるので、朝早く散歩に連れていってあげましょう。

散歩の時間は1回30分、1~2kmを目安にしましょう。

お散歩コースと散歩に行く時間帯

お散歩コースや散歩に行く時間帯は、いつも同じにせず、いろいろと工夫して変えてみましょう。

トイプードルは驚くほど頭がいいので、散歩コースを覚えますし、散歩に行く時間帯も覚えます。

あえて変えてみることで、犬をわくわくさせてあげましょう。

お散歩は必ず行かないといけないの?

トイプードルを必ず「毎日2回」「1回30分」お散歩させるのは難しいでしょう。

散歩に行く回数を減らしたり、行かない日を作ることは問題ありません。

また、1日30分も15分の日があってもいいですし、長めの45分の日があっても大丈夫です。

散歩に行かない日・行けない日は、家で遊んであげてくださいね。

トイプードルとお散歩のメリット

飼い主の膝に手を乗せる散歩中のトイプードル

トイプードルを飼い始めたものの「こんなに大変なのか……」と感じた方も多いはず。

ですが、散歩に行くようになると、家の中では落ち着いて過ごすようになり、問題行動の頻度も減ります。

ここでは、トイプードルとお散歩のメリットについて解説します。

運動不足の解消と問題行動の解決

まず、トイプードルがお散歩に行くようになることで、運動不足を解消できるようになります。

運動不足が解消され、欲求が満たされれば「家の中ではしゃぎまくる」「遊びたくて仕方がないから鳴いて知らせる」「ものを倒す・壊す」などの問題行動は起こりにくくなります。

社交性が身につく

社交性を身につけるには、生後なるべく早いタイミングで多くの犬・人に接する必要があります。

多くの犬・人に接する絶好の場が「お散歩」。

お散歩で多くの犬と出会い、人と触れ合うことで社交性は育まれます。

社交性のあるトイプードルは、他の犬や人に吠えるといった問題行動を起こしにくくなります。

お散歩デビューのタイミングのあとに、トイプードルの「警戒期」がきます。

これは、好奇心よりも警戒心が上回る時期で、この警戒期に入ってからだと、人や他の犬とうまく接することができにくくなってしまいます。

お散歩に行くときは、積極的に人や犬とコミュニュケーションをとらせてあげてくださいね。

トイプードルのお散歩時の注意点

お手をする散歩中のトイプードル

ここではお散歩時の注意点を解説・紹介します。

リーダーウォークが理想

リーダーウォークとは、犬が常に飼い主の左側にいて、その状態をキープしながら歩くことをさします。

リーダーウォークのしつけはかなり難易度が高いかもしれません。

しかし、愛犬のトイプードルを守るために必要なもの。

徐々にでいいので、できるようにしつけてみてくださいね。

拾い食いに注意!

散歩をしていると、トイプードルは何でも口に入れようとします。

特に小石をくわえ、噛んで、飲み込もうとします。

小石や砂が少量であれば問題ありませんが、好き放題に拾い食いをさせるべきではありません。

それは、しつけの意味と、犬の健康のためです。

小石を食べた犬は、嘔吐をするかもしれませんが、しばらく様子をみましょう。

様子がおかしいようなら、すぐに動物病院に連絡しましょう。

犬がなにかを食べそうになったときは、リードを引っ張ってあげてくださいね。

うんち・おしっこのマナーを守ろう

お散歩前におしっこやうんちをさせておくのが理想ですが、うまくいかないときもあります。

お散歩中におしっこをした場合は、ペットボトルの水をかけて洗い流しましょう。

うんちをした場合は、持参したビニール袋に入れて持って帰るようにしましょう。

これは、お散歩時のマナーなので、しっかり守ってくださいね。

まとめ

女性に抱っこされるお散歩中のトイプードル

散歩中は夢中で楽しみながらも、ときどき嬉しそうに飼い主の顔をみます。

「トイプードルを飼ってよかったな~」と一番思う瞬間かもしれません。

さらに、お散歩を繰り返すことで、あなたと愛犬の絆は深まります。

ぜひ、お散歩を楽しんでくださいね!

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